讃岐うどんブームは依然として熱いようですね。4年以上香川に住み、散々讃岐うどんを食い散らかした私が思う、セルフの讃岐うどん店でのマナーを紹介したいと思います。
ネイティブの香川県人には当たり前すぎて何とも思わない事でも、私のように県外出身の者には戸惑う事が沢山ありました。初めて讃岐うどんを食べに香川に行くなら必読です!
↓純手打うどん よしや(丸亀市)
讃岐うどんは究極のファストフード!!注文もfastで
香川の讃岐うどん店は基本セルフだと思ってください。簡単に言えば全国にある丸亀製麺のようなスタイルです。脱線しますが、あの丸亀製麺は香川と縁も所縁もありませんし、2015年1月に香川1号店が閉店しました。
↓このお店は、かなり広々したカウンターですが、ザックリこんな雰囲気です。
順序は以下の通りです。
- 左からスタートで、トレーを取る
- 注文して受け取る
- サイドメニューを自分で取る
- レジで会計
肝心なのは2.の注文して受け取るステップです。観光で讃岐うどんを食べに行く人は、ゆっくり悩んで選びたいでしょうが、地元の人にとっては毎日のように食べるファストフードです。一刻も早く受け取って席に着きたいわけです。
私も最初の頃、何度か背後でため息や舌打ちされたことがあります。慣れてくるとその気持ちが分かるようになります。「頼むものくらい、並んでる間に決めとけ!!」という感覚です。
↓これは超有名店のがもうです。これでも行列はまだまだ少ないくらいです。並んでると必然的に人の気持ちは前のめりになりますから、fastで注文しましょう。
注文は【メニュー+サイズ+温度】が基本です。
メニューは、ド定番のかけ・ぶっかけに、釜揚げ・かま玉・ざるなどです。
問題なのはサイズで、大で2玉が多いんですが、中には小が1玉で、中が2玉、大だと3玉の店もあります。ここは、自分より前の人たちの注文と受け取るモノを注意深く見て判断します。
温度は、ぶっかけは温かい・冷たいがあって、かけうどんは普通に頼むと熱いのを出してくれます。もう一つそのままというのがあります。
そのままは、うどん玉を湯通しせず、文字通りそのまま出汁を掛けて出してくれます。程よい温かさで食べやすくて好きです。冷たいかけうどんは、夏場しかなくて全ての店にあるわけじゃありません。作ってる店はひやかけとメニューに書いてあります。
↓うどんバカ一代(高松市)
店員さんは基本不愛想です。幻滅してはいけません。
ここは讃岐うどん屋さんが見ると「そんなことない!」と怒られるかもしれませんね。
でも、基本的に愛想は良くはありません。セルフの讃岐うどん店に求められるのは、愛想より味・早さ・値段です。ですから、言葉は悪いですが不愛想で良いんです。
都会の飲食店と、セルフのうどん店を比較するのはナンセンスですよ。
超個人的な意見ですから、賛否両論あるでしょうが、香川の讃岐うどん店に行く前に読むと予備知識の一つになると思います。
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