SIMロック解除義務化の少な過ぎる恩恵

格安SIM
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SIMロック解除義務化が決まったのは2014年年末でした。その時は、SIMロックが解除されれば、今ケータイ各社に感じているストレスが、何もかも解消される!と思ってました。

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では、実際に2015年5月に解除されて、何か変わったでしょうか?

SIMロックが解除が義務化されて解消されると勝手に思ってたのは以下の5点です。

  1. 気軽に端末持ち込みでキャリアの乗り換えができるようになる
  2. ↑に伴い、通話料・データ通信量の価格競争が激化する
  3. ↑の結果、キャリアの利用料が下がり、選択肢が増える
  4. 2年縛りが無くなる
  5. 買える端末の選択肢が増える

さて、このうちどれだけ解消されたでしょうか?

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SIMロック解除 義務化後に変化を実感したこと

私のように意識的にしつこく調べてる人は別ですが、その他多くの大手キャリアを使ってる人にとって、何も変化してないと感じてるのではないでしょうか。

上の5点について1つずつ変化があったか検証してみましょう。

1.気軽に端末持ち込みでキャリアの乗り換えができるようになる

なってませんね。docomo・auは購入後180日はSIMロック解除に応じません。auは義務化前に販売されたスマホは基本的にSIMロック解除に応じません。ソフトバンクは5機種だけ。docomoはかなりの機種でSIMロック解除に対応しています。

2.通話料・データ通信量の価格競争が激化する

キャリアの利用料は殆ど差が無いです。

3.キャリアの利用料が下がり、選択肢が増える

2に同じく、大した変化を感じません。パケ放題だけじゃなく通信量を選べるようになったのは良くなりましたが、キャリア間の価格差は感じません。

4.2年縛りが無くなる

よく考えると、SIMロック解除と直接的な関係は無いと判明。でもSIMロック解除と共に総務省の規制が入るかも、、、と思いきや結論は先延ばし。

5.買える端末の選択肢が増える

増えたけど、何がどれに使えるか分かりにくい。

【まとめ】SIMロック解除は完全に期待外れでした。

私が抱いた期待が大きすぎたんでしょうけど、SIMロック解除の影響は完全に期待外れでした。

私が思い描いていたのは、キャリアは一切端末を販売しなくなって、スマホ⇔キャリアの縛りは皆無になる。キャリアはそれぞれ特化したプランを出してユーザーが自由に選べるようになる。それに加えてMVNOも増えて安いサービスも増える。

メーカーとキャリアが結びつき過ぎている現状を打破しないと、何も変わりませんよね。それで端末代が跳ね上がっても、総じて利用料金が下がれば良いわけで、このままじゃ、選択肢は増えたようで増えてない、分かりにくいから格安SIMも使えない、結局元通りのキャリアを使う、、、という流れになるのが見え見えです。

総務省は本当に市場を健全に活性化させるつもりがあるんでしょうか?規制する振りしてるだけなんじゃないか、、、とすら思います。

イライラしてきたのでこの辺で。

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