逆光の写真は、たま~に凄くキレイに撮れる時もありますが、殆どが自分の目で見た風景には程遠い写真になっていませんか?太陽だけが思いっきり明るくて、その他は真っ黒、、、みたいな写真が多いと思います。
コレがまさしくそんな写真です。十勝平野の何気ない夕暮れの写真です。
肉眼ではもっと夕日は鮮やかな色だし、防風林の手前の小麦畑の緑に夕日が当たって反射して、すごくきれいだったんです。それがJPEG撮って出しだとこんな風になっちゃいます。
RAW+モードで撮って、パソコンで現像(=編集)
まず、この写真を見て下さい。上の写真と同じ瞬間です。RAW+モードで撮ると1度のシャッターでJPEGとRAW(PENTAXだと.DNGか.PEF メーカーによって異なる)2枚保存されます。
上のはJPEG撮って出し、↓これは.DNGファイルをPhotoshopで修正してJPEGに現像したデータです。全然違いますでしょ?肉眼で見えた景色に近くなるように仕上げました。
JPEGを修正しても決してこんな風にはなりません。
↓次の写真2枚も、上がJPEG撮って出しで、下がRAW現像したファイルです。
ダケカンバの枝が仄かに白いのが↑こちらは全然分かりませんが、RAW現像すると分かるようになりました。↓こっちが肉眼で見えた景色に近いです。
RAWはJPEGの元ファイルで情報量が違う!
普段使ってるJPEG写真の元データがRAWファイルなんです。ファイルの大きさを比べれば分かりますが、RAWファイルは約10倍大きいです。上で紹介した夕日の写真の場合、JPEG 3.39MBでRAW 29.1MBです。
収まってる情報量が違うので、後で修正できる幅が広いんです。
私はPhotoshopを使ってますが、PENTAX K-3にはDigital Camera Utility 5、OLYMPUS XZ-10にはOLYMPUS Viewer 3というソフトが付いていてRAW現像できます。
きっと、お手持ちのデジカメにも何がしかのユーティリティソフトが付いていたはずなので、RAW現像できるかチェックしましょう。おそらく、カメラがRAW撮影対応ならユーティリティソフトも対応していると思います。
大事な瞬間、上手く撮れない景色、二度と行けない場所はRAW+で!
逆光だけでなく、失敗してはいけないシチュエーションでは、RAW+モードを使いましょう。たとえ失敗していても後でどうにでもなります。
始めてRAW現像すると、その激変ぶりに声が出ちゃうと思いますよ。
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