LAMY safariの万年筆は、万年筆の入門編としてPILOT カクノが出るまで、一番人気でした。ただ、カクノの安さ、可愛いデザイン、国産ブランドの知名度で形勢逆転されました。
定価では4倍の差がありますが、実売価格だと3倍くらいです。カクノが約800円でsafariが約2,500円くらいです。私は両方持ってますが、この2種類ならsafariが好きです。
その理由は、safariのデザイン性の高さと、それに伴う物欲を掻き立てる何かの影響です。
カクノは1本で満足できるけど、safariはカラーバリエーションも豊富だし、毎年限定カラーが出るし、何本も欲しくなってしまいます。
そんな魅惑のsafariですが、ペン先の太さで悩みませんか?
私が思うにMを買おうという方は悩まないでしょう。でもFかEFかで悩む人は、私のように深い悩みのサイクルに入ってしまいます。そんな方はとりあえずEFにしておきましょう!
ここからが本題、、、その理由を解説します。
safariでFかEFで悩んだらEFにするべき理由
まず基本知識として、Fが細字でEFが極細です。
そして、普段使い慣れてるボールペンやシャープペンは、safariでいうEF(極細)相当です。
FEよりもっと細いボールペンを使ってる方も多いです。国産万年筆の極細はもっと細いですが、LAMYはドイツ製なので細さがワンランク下(国産のF相当)です。
だからEF(極細)をお勧めします。▼EFはこんな太さです。
普段使わない太さの万年筆は、使わなくなる!
ネットを見てると、「F(細字)の方が万年筆らしい独特の滑るような書き心地が楽しい」という意見もあります。それはごもっともなんで、私もそう思います。
ただ、初めての万年筆の1本と考えた時、タダでさえ手書きで字を書く習慣が激減してるのに、普段使いできない太さのペンを買っても、引き出しの肥やしになるのは必然です。
目的があるなら別ですよ、、、年賀状の宛名書きだけとか。
そうでもないなら、普段使い慣れてる細さを選ぶのがベターです。そもそも万年筆というのは不便なものです。例えば、
- 安いコピー紙だとインクが滲むし、
- 薄い紙だと裏抜けするし、
- 油性ボールペンと同じ使い方をすると、乾く前に触ってしまいインクが伸びるし、
- インクはすぐなくなるし、
- 少し使わないとペン先でインクが固まって詰まるし、
- ボールペンより遥かに高いし、
そんな不便なのに高価な万年筆を買うわけですから、日常使いできるシチュエーションを減らしたら、一切使わなくなります。観賞用で買うなら別ですが、使うために買うならEFがおすすめです。
私がLAMY safari Fを買って失敗した話
私が一番最初に買った万年筆がLAMY safariでした。▼手前のアクアマリンが私のです。
ペン先はF(細字)です。
そもそも、Fの他にEFがあることも知らず、本屋の片隅にあるショーケースにある在庫品を定価で買いました。もちろん試し書きもせずにです。バカですね~。
店員さんも万年筆の事をよく知らず「Fは細字ですよ」と言うもんだから、それなりに細いもんだと思ってました。家で書いてビックリ、、、手持ちのどのボールペンよりも太かったです。先が丸くなったBの鉛筆で書いてるようなもんです。
マス目の細かい手帳は無理だし、日記にも使えない、、、と言うわけで、10日も経たずネットでEFのsafariを買いました。そして、その後10本程買いましたが、今もsafariのFFは使ってます。Fは最初限りでインクも入れず引き出しの肥やしになってます。
そんな私の失敗談も含めて、どうか参考にしてください。
LAMY safariのペン先がFかEFかで悩んだら、EFですよEF、、、私はそう思います。
コメント
迷ったらEFですね。
色んな万年筆に触れる度に、ラミーサファリのコスパの良さと、
書き味の優秀さが身に染みます。何だかんだ一番使用しています。
私もFはそうそう手放して、EF2本とM1本でカラーインクを入れて楽しんでます。
そもそもFとMはほとんど太さの違いが分かりませんね。
今のところ、新品で手に入れたものは、最初から書き味が優秀なのも気に入ってます。
個人的には全く逆の印象。最初に買ったEFはあまりに固い書き味のため、引き出しの
肥やしに。一念発起してペン先をFに換えたところ、とたんにメインの万年筆になった。
二本目もFを買って非常に満足している。まあ人それぞれということで。