星空 写真の撮り方を紹介します。機材さえあれば、本当に誰でも撮れます。
どんな機材が必要かというと、最低限以下のものがあれば星空はキレイに撮影できます。
- カメラ
- マニュアルモードで絞り・シャッタースピード・ISO感度を設定できる。
- マニュアルフォーカス(MF)できる。
- 三脚
- ケーブルスイッチ(レリーズ)
簡単に言うと、星にピントを合わせて、長いシャッタースピードで撮影するだけです。
星の光が弱すぎてオートフォーカスではピントが合いませんし、露出の設定もオートでは必要以上に明るくなってしまいます。どちらも手動で設定できるカメラであれば星空は簡単に撮れます。
設定を変えながら沢山撮る!それだけです!
星空の撮り方を検索すると、いろんな方が解説してくださってます。
でも、星空は同じように見えて、場所や天気、月齢、時間で全く違います。都会とど田舎ではベースの空の明るさが違いますし、満月と新月でも違います。ですから設定は参考程度に覚えておいて、あとは現場で撮りまくるしかありません。
基本的に絞りはそのカメラ・レンズの最小値で、ピントは無限大若しくは、ライブビューで最大限拡大して明るい星を見つけてピントを合わせます。
以下の設定と撮れた写真を参考にしてください。①②③はJPEG撮って出しです。
【基本設定】
焦点距離:15mm 絞り:F4.0 ホワイトバランス:白熱灯
手ぶれ補正:OFF 長時間ノイズリダクション:OFF 高感度NR:AUTO
① 感度:ISO6400 シャッタースピード:15秒
② 感度:ISO1600 シャッタースピード:10秒
③ 感度:ISO3200 シャッタースピード:10秒
①では不自然に明るいから、②で感度もシャッタースピードも下げました。すると何も映らないので、③で感度を少し上げました。②と③の差がわかりにくいかもしれませんが、山影が薄ら映るようになって、原寸で見ると写ってる星の数も激増してます。
ISO感度は小さい方が良い・シャッタースピードは短い方が良い
ISO感度は、数字が大きければ大きいほど高感度になりますが、その分ノイズが増えます。ですから出来るだけ小さい方が良いです。
シャッタースピードは、長ければ小さい光でも長時間当てることで写りますが、星は常に動いているので長いと点ではなく線になります。ですから短い方が良いです。
今回はISO3200のシャッタースピード10秒で落ち着きました。上のサンプルはJPEGそのままですが、③の設定でRAWで撮ってPhotoshopで現像したのが↓コレです。
不自然過ぎない程度に明るくして、見える星の数を増やしました。RAWで撮ると後で自分の好みに現像できるのが良いです。
星の軌跡を撮るのは、長時間露出ではなく比較明合成
フィルムの時代は、30分とか1時間とかシャッターを開け続けて1枚の写真として星の軌跡を撮りましたが、デジカメでコレをするとノイズが凄くてダメです。そこで比較明合成という手段を使います。
この写真の場合、上の③の設定で30分間連写し続けました。シャッタースピード10秒なので180枚です。それを比較明合成するとこうなります。文字通り、比較して明るい部分だけを合成するので、点で写ってる星が線(=軌跡)として写ります。
PENTAX K-3の場合、合成までカメラ内でやってくれます。ですから、設定さえ間違えなければ誰でも撮れます。カメラに機能が付いていなくても、比較明合成できるフリーソフトも有るので試してみてください。
星空 写真は本当に楽しいですよ!
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