靴底か突然壊れる体験をしたことありますか?私も実際体験してみて、青天の霹靂とはこういう事かと青ざめました。それは加水分解というようです。
私が加水分解させた靴は登山靴ですが、普通にニューバランスなどのスニーカーでも起きることのようです。特にスニーカーをコレクションとして箱に入れてしまいこんでいる人がヤバいですよ!
恐怖の靴底崩壊体験談 出発前で良かった、、、
私が恐怖を味わったのは、トレッキングに出発する直前です。
大勢で出発前の準備運動してる時に突然でした。それまで普通に歩いてた靴が、突然グニャっと滑るようになりました。ちょうどパンクした自転車に乗ってコーナーを曲がる時ズリッと横滑りするようなあんな感覚です。
「おかしい、おかしい」と思いつつも、靴底が崩壊してるなんて思いませんからソールに目を向けることも無く伸脚した時です、、、ゴリッとソールが横にずれて「えっ!?」と声が出ました。
まさか靴底がボソボソになってめくれてるなんて思いませんからね。
この時は、車にゴム長靴を持っていたので、こんな靴底でダッシュして車に戻り、長靴に履き替えて事なきを得ました。気づかなかったら大変なことになってました。
加水分解はゴムの靴底には絶対に起きる現象です。
加水分解は、靴底のウレタンゴムが空気中の水分と反応して、元の形を保てなくなる現象です。恐ろしいのは、表面では分からない内部で起きるという事です。
ですから私の場合のように、普通に履いて行ったのに現場で崩壊!という事があるんです。
水分に反応するわけですから、靴箱に乾燥剤を入れたり、風を当てて陰干ししても、完全に水分が無い状態に出来るわけじゃないので、ジワジワと加水分解が進んでしまうんです。こまめな手入れをしても、5年も経てば加水分解が進み始めていると考えた方がいいそうです。
私の登山靴の場合、ソールを変えてから数年に1度しか使わなくなり、使わない時は箱に入れて10年近く経っていました。振り返れば「そりゃ加水分解するわ」という保管状態でした。
靴はどんどん履いて履いて履きつぶして次を買うのがあるべき姿かもしれません。ただ登山靴のようにあまり使わない靴は、綺麗にして箱には仕舞わず風通しのいい日陰で保管しましょう。そして、偶にはしっかり履きましょう。
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